« 体育の日 | トップページ | 風邪にご注意! »

2008年10月14日 (火)

器を育てる

食器と一言で言っても、色々なものがあります。陶器や磁器、ガラスにプラスチック、ステンレスや鉄製のもの…と様々。それぞれの特性があり、日々の食卓の彩り方も多種多様…色んな器を使って自分なりの食卓を楽しみたいものです。

その中でも陶器でできた器の奥の深さが、私は大好きです。陶芸を始めた理由は、とにかく粘土遊びが好きだったということ。ただの粘土遊びから始まったのですが、いざ始めてみるとその奥の深さにますます興味は深まっていきます。陶芸を始める前は、何が陶器で何が磁器なのかすら分かっていませんでした。食器にもたいして興味はなかったのですが、陶芸をきっかけに、雑誌や店頭に並ぶ陶器の食器にも目がいくようになりました。見ているだけでも楽しくなってきます。食器に興味を持ち始めると、今度はどんなものを盛ろうかしら、、と料理にも興味を持ってきます。食べることはもともと大好きですので、食の楽しみがどんどん膨らんでいきます。

今、自宅で使っている食器のほとんどは、陶磁器の和食器ものです。自作の陶器あり、古ものの磁器あり…毎日使うものだから、本当に気に入った愛着のある器を長く使いたいと思っています。もう十数年も前に作った、白化粧を施した大きめなタタラ平皿は、今も愛用の器のひとつです。陶器は磁器とは違い、使い込むほどに、陶器の色合いが変化していき、その景色が楽しみのひとつでもあります。このタタラ平皿も最初の頃とはかなり違う景色に変化していきました。赤土の鉄分も影響してか、白化粧に赤味が増し、きれいな桜色になっています。まさに、先人たちも感じていた「器を育てる」といった感覚です。

せっかく日本に生まれて、こんな楽しい和の器が身近にあるのですから、楽しまずにいてはもったいない…より多くの方々に、和食器の面白さを知っていただき、長い時間を経て器を育てていただければと、陶器を作り使う私は思うのです。

|

« 体育の日 | トップページ | 風邪にご注意! »

juniperの日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 器を育てる:

» 月夜野焼 [全国の陶器を知ろう]
月夜野焼(つきよのやき)という名前を聞いた事がありますか?とても美しい名前に魅かれて調べてみると、全国の陶器の中でも月夜野焼はまだまだ歴史が新しく、昭和50年からと言われています。当時、群馬県利根郡月夜野町を散策していた陶芸家の福田祐太朗が偶然にも上越新幹線のトンネル工事現場から排出される土の中に焼き物に適した土を発見したのが始まりみたいです。福田氏の故郷である有田焼の技法を参考にして、その�... [続きを読む]

受信: 2008年10月14日 (火) 22時05分

« 体育の日 | トップページ | 風邪にご注意! »